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代表よりご挨拶

旗印に込めた想い

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この印は、皆様や私ども天城屋関係者を含む総てのモノの幸福を祈念する心を表現しています。
人は夢や願いが叶った時に幸福感で満たされます。そこで私たちは、幸せとは心がどんな状態なのか?を思案しました。その結果、私たちのたどり着いた心を表現する言葉が「嬉しい」です。
「嬉」の文字中心には、「心」に見立てたハートマークを配置しました。それは、人の中心が心であり、幸せの感激を味わうのも心であることからです。『心が嬉しいと感じる それが幸せ』

 

外周の2本線の四角囲みは、節分の豆まきでよく見かけられる枡(マス)をイメージしました。枡の音「ます」を重ねて『ますます』と読み、より良くなる願を添えました。

 

『すべてが幸福で満たされますように』との想いを込めて、天城屋の旗印は 『益々嬉しい』を掲げています。そして、この想いを実現させる為に、天城屋株式会社の社員関係者一同は、明るく楽しく元気に努力を続けて参ります。

 

天城屋 名称の由来

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私たちが目指しているのは、幸せな人々から発する優しさで満タンな世界」です。
心が「嬉しい」「楽しい」「気持ちいい」とき人は幸せで、心がストレスの恐怖から解放される約束があると、多少の困難も生き甲斐に感じると云われます。

人の住処である『家』が、この事に大きく係わっていることに気づいた私どもは、会社の名称にその想いを込めました。

 

『天』 天国に代表されるように極楽、理想を表します。
『城』 人生の拠点、素敵なデザインの家の意味です。
『屋』 左官屋さん 魚屋さんのような専門職

のことです。たとえは如何かと思われますが『殺し屋』と言えばプロフェッショナルを想像していただけるのではないでしょうか?

 

『天城屋』 理想的な素敵な人生の拠点を提供するプロフェッショナルの集団です。

 

私たちの決意

この度、素敵な家づくりを通して皆様に「嬉しい」
をたくさん感じて頂くという熱い志しを胸に52歳
となった平成25年9月、私、石井靖彦は、サラリー
マン生活から卒業して新たな出発を致しました。

ここに至るまで色々考え、そして志しを同じくす
る者と共に空を見上げて導き出した上の決意です。

『日本が、嬉しいで満タンになる日を叶える』

その為には、何が何でもこれからの日本の住宅が
素敵に進化していただく必要があると感じている
からです。どうして家が日本の将来を決めてしま
うと思うのかはこの後ご紹介するとして、私たち
は、その素敵な家づくりの第一線で皆様のお役に
立つことに心を決めました。

 

想いのはじまり 家の中で水が凍る

私、石井靖彦の生まれた家は、埼玉県の西部、自
然の宝庫、のどかな山間の荒川村(現:秩父市)
です。TVがデジタル放送になるまで、地上波が自
宅で受信できなかった場所で、猿と遭遇しない日
のほうが少ないという程の田舎です。

 

そしてその村の冬は大変寒厳しく、冬休みの前に
先生からこんな注意をされるのが常でした。
「冬休み中、池や川でスケートをしないように!」

 

皆さんは言っている意味が分かりますか?田んぼに
水を入れれば氷が張り一夜にしてスケート場と化す
程、寒いところで池や川が凍るのです。

 

そんな環境の中、村でも有数な頑固者の私の父は
「サッシなんぞは よかぁねー(良くない)」と隙
間だらけの板戸と紙の障子だけの我が家を頑として
守り続けました。

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(生家の写真)

 

・・・・・だから、家の中の水が凍るのです。

高校受験の時、夜机に向かう姿はスキー場そのも
の。まさかと思われるかもしれませんが、スキー
用のグローブまでする始末。(ここまで来ると笑
えます。)

 

寒暖計を見ながら「家の中が10°Cあったらどんな
に幸せだろうか?」そう真剣に思ったのが私の家
づくりの原点となりました。

 

自分の家を建てる日が来た

当時、熊谷市の社宅に住んでいた私たち家族は、
自宅を建てようと近隣の土地を探していました。
バブルが弾けたとはいえ、なかなか価格が手頃で
よい土地は見つかりませんでした。

私の実家である荒川村(現秩父市)に顔を出した
とき、裏庭でセミの蛹(さなぎ)が成虫となる瞬
間を偶然に目撃しました。銀色の羽根が広がる
その光景にスゴク感動した娘が、
「ここに住む」と言い出したのです。

 

その一言でここに家を建てる決意が出来ました。

 

「どんな家がいい?」と妻に聞くと、彼女の夢は
こうでした。
「雪の降る日 暖炉の前でロッキングチェアーに
揺られ カルピス飲むの!」
「クリスマスケーキに乗っている お菓子の家み
たいな可愛いのが 好き」

 

私のとった最初の行動は・・・・・・・・
ロッキングチェアーの作成

輸入のノックダウン(組立家具)を直ぐに購入し
て、部材1つひとつを丁寧に紙やすりをかけて塗
装する。
乾かしては研磨と塗装を繰り返す。そこには素敵
な夢に向かっている実感がありました。

 

寒くない家

普通のサッシと薪ストーブで寒くない家が完成す
る!と思い込んでいた私の考えが甘いと気づくの
に時間は掛かりませんでした。

一般のアルミサッシでは熱の逃げるのが激しく、
せっかくの薪ストーブが非効率で燃料ばかり必要
なことがわかりました。これが私の家づくりの基
本となり現在も家づくりの重視点の一つとなって
います。

当時、地元の大工さんは、アルミサッシの複合ガ
ラスでさえ使用していない状況でしたからサッシ
を樹脂や木製の製品を使い断熱性の高い家につい
て話をしても「??」って顔をされるだけでした。
「大体、家は縁の下から風が回るくらいじゃねぇ~
とカビちまうんだ」が多くの人の考えでした。
(今でもそう考えている方もいらっしゃるかも知
れませんが)

そんな時、偶然にある建物と廻り逢いました。

 

浴室以外が木製のサッシで家の外側に断熱材を張り巡らす方法
無垢の木の床に薪ストーブ

まさに、私たちが思うところの家!!その時、急
に心が踊りだしました。

さっそく設計開始です。妻の夢であるお菓子の家
をイメージして、外観を決めてから間取りを考え
ました。
模型作成しながら取り組んだ計画は、不思議なこ
とに私の生家と似た配置になりました。

 

近くの大工さんでは、この家づくりが理解されな
い為、東北育ちの職人さんに遠方から来て頂きま
した。大工さんの通勤が困難なので仮の住処を敷
地内に作り私たちの家づくりが本格的に始まりま
した。寒い秩父地方でも大工さんが、暖かく体が
休まるように、寝泊りする仮の所も断熱ばっちり
で臨みました。

 

平成5年10月に始まった私たちの家は、まだ冬が
残っている平成6年3月に出来上がりました。完成
が嬉しくて真っ先にストーブに点火、そしてこの
日の為に準備したロッキングチェアーをはじめダ
イニングテーブル、椅子、飾り棚の組み立てを始
めました。

 

弾く人が留守のままだったピアノも妻の実家から
運び入れました。久しぶりに思いっきり音色を奏
でるピアノは、とっても嬉しそうでした。窓を閉
めれば外には全くと言っていいほど音が漏れない。

 

さすがに 良いサッシだ

 

新築当初、それは感動の連続です。

 

休日はチェーンソー片手に東へ西へ元気に走り回
り、日の出から日没まで薪割りに精を出していま
した。楽しみにしていた薪ストーブ、その燃料を
確保するためにかく汗は、清々しい程に気持が良
かったことを覚えています。5月の連休前までは、
まだまだ寒い日が続く秩父地方、我が家では暖か
な薪ストーブが大変重宝していました。

 

入居後まもなくデッキの上に赤黒い点々が、見る
とその上には室内から突き出た薪ストーブの煙突
が空に向かい直角に曲がっている場所でした。

 

煙突内の煙が冷えて液体になりポタポタ垂れている。

 

原因は

  1. 一重の煙突管は冷えやすい為、気温の低下で煙が
    液化しやすいこと
  2. 曲がりのある煙突は速度低下で煙が抜け難くなること

 

そこで思い切って屋根を改修して、煙突をストー
ブからまっすぐに立ち上げ室内側から外気の温度
に影響されずらい二重煙突としました。その後、
屋根から突き出る煙突の高さにもストーブの性能
が左右されやすいことがわかり、最終的に我が家
は、ご覧のような可愛い姿となりました。

 

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窓が開いてる?

新築から3年程すると、あれほど遮音性の高かっ
た外張り&木製サッシの我が家からピアノの音が
聞こえてきました。

「あれれ??窓がどこか開いているのかな?」
点検しましたが、どの窓もしっかり閉まっています。

「ピアノの演奏に力が入ると多少は仕方がないな」

と思っていましたが、サッシが曲がったり縮んだ
り、断熱材が縮んだりした結果であるとその後知
ることになります。

それは、年々燃費が悪くなるストーブが実感させ
てくれました。

 

悪いことが進行してばかりのようですが、生活は
本当に楽しく充実していました。

真夏でもエアコン1台、しかもほとんど昼間のド
ライ運転だけで、すこぶる快適な湿度(真夏に26℃
湿度40%も可能)を実現してくれます。

「昨夜は蒸し暑くて眠れなかった」などという言葉とは無縁。

ですから夏バテ知らずの毎日絶好調!!

冬は一般的に「さむい さむい」の連発でみんな
『こたつむり』の生活苦していますが、我が家で
は寒さ知らずの環境の為、人を伸び伸びと積極的
に行動させる不思議な力がありました。

『今が嬉しい』心がそう叫んでいました。

そんな素敵な実体験が次のステージを切り開きました。

 

部門創設

今から遡ること10年余り前の平成13年、私は株
式会社金子工務店に入社しました。会社名に工務
店とありますが、一般の家をつくる大工さんの集
団ではなく、マンションやビルなどをつくる際、
コンクリートを流し込む仮の型を工事現場でつく
る仮枠(型枠)職人の会社でした。

その会社は元請け建設会社(注文者から直接注文
を頂く建設会社)から仕事を頂く、いわゆる下請
け会社でした。そのため、当時の社長はお客様か
ら直接注文を頂く元請けに憧れを抱いていました。

 

前職で分譲マンションの企画販売部門の部門長を
務めていた私は、個人住宅提供の魅力を味わって
いたことと、自分の家づくりを通して家が人生を
大きく左右する程の力を持っていることを感じて
いたので、当時次のような計画をします。

 

会社の強みを活かす鉄筋コンクリートをベースに
し、内装を人にやさしい天然木質仕上げ、それに
加えて前職で中心となって開発した免震工法を採
用した会社の強みを活かす鉄筋コンクリート

『鉄筋コンクリート造 木質内装 免震住宅』
RC-WOOD HOUSEを企画しました。

 

しかし、この考えは元請け会社の事業と競合して
いたことですぐに断念することになります。

 

自社のノウハウを活かすという鎖をいったん外し
て、当初の元請け会社になるということ。そして、
一般的でシンプルな「木造在来工法」を選択する
ことにしました。

 

この時、金子工務店の住宅部門は、石井靖彦と横
尾真琴(現:櫻澤)の二人。
当人も会社側も木造在来工法の工事経験ゼロとい
う状態でのスタートでした。

 

知らないから知ろうとする

経験がないということは意外と強いと感じました。
それは貪欲に学ぶからです。

それは納得出来るまで知ろうとするからです。
(だから しろうと『素人』?)

 

まずは大事な構造、次に雨漏り防止そして断熱・・・

知り合いの大工さんや工務店に聞くことにしました。
帰ってきた返事に驚きました

知り合いの大工さんや工務店

「構造なんて難しいことわからねぇ~よ」
「頭の出来がよくねぇ~からこの仕事してるんだよ」

終いには
「雨漏りしない方法があったら教えてくれ」

この業界大丈夫?なのと思いつついも、しっかり
した考えを求めていました。

 

『いい家をつくりたい』という善い願いは叶うも
ので、住友林業の勉強会に巡り合うことが出来ま
した。雨漏り防止対策のイロハや軸組の弱点であ
る構造までキッチリしたノウハウがそこにはあり
ました。完成してからでは、判り難い舞台裏の仕
掛けを学んだことで、お客様へ安心して建物を引
き渡すことが出来ました。

 

お陰様で、金子工務店時代の11年間100戸超のお
住いは1軒も雨漏りをさせた事がありませんでした。
雨漏りしないのが当たり前ですが、この話をする
と凄く興味を持ち食いついてくるのは工務店さん
です。

そうなのです。構造・雨漏り防止には義務的法律
の縛りがユルユル。
何といっても雨が漏らない知識が広まっていない
のが現状です。

 

最近は窓メーカーさんや防水部材を販売している
会社さんが力を入れて啓蒙活動をしています。私
どもも工務店さんの依頼を受けて、職人さんへの
出張勉強会を開催することもあります。
雨漏り防止対策があることに、気づいていない工
務店さんも、まだまだ沢山あるのです。
これを聞いて皆さんはどんな気持ちになりますか?

 

 

雨漏り防止や構造については、年間1万棟の実績
の中で揉まれてきただけのことがあると住友林業
さんには感心しました。

そして次のステップは、断熱です。断熱に関して
は生家で悩まされた経験から誰よりも強い想いが
あり、我が家を軽く超す方法を探し求めました。
それは外張り断熱の我が家に住みだしてから10
年も時間が経ていました。それだけに私の期待は
大きかったのです。住友林業さんの高気密・高断
熱の仕様書を見ましたが、心に刺さるモノを感じ
ませんでした。感触の良いお客様からも高性能住
宅を提案してほしいとのご要望を頂いておりまし
たので、何としても早急に実現する必要がありま
した。そこで自分の心と相談して、決断しました。

 

こうなったら自分で探してみよう!

この日から多くの業種へアプローチが始まりまし
た。仕組みがシンプルで高性能、しかも安定した
物質特性を持つ仕組み。その上コストパフォーマ
ンス(性能の割に費用が大きくない割安感のある
もの)に優れていること。そこまでの条件を満た
すものは、そう簡単な事ではありませんでした。

 

性能が良い仕組みと思えば、複雑な構造や維持費
が多大に掛かりそうなものや、フランチャイズ化
された内容で加入金・年会費・維持費やらと何か
と出費が多いもので、結局、お客様がその分をお
支払いいただくことなります。

 

そこで家自体から見直すことを考えました。

以前床下換気に関して2つの方法が存在すること
を聞いていたことを思い出しました。1つは、お
寺のように床下を高くして柱で支える床下解放型、
もうひとつは蔵のように床下をつくらず換気を設
けない方法です。

 

『蔵』は一年を通して室温湿度が安定していると
云われています。それは、蔵の中の一部の場所で
はなく、すべての場所を指すことを意味します。

その利点を家に取り入れることが出来たら、今の
家小さなエネルギーで家全体を快適な空間とする
ことが出来ることになります。

 

そのように性能の高い方法がありながら家には採
用されて来なかった理由を考えてみました。これ
は、生活の知恵から生まれて来たことだからその
時の技術的な背景が存在していることに注意して
推測する必要があると思いました。

その結果次の結論を導きました。

  1. 木の収縮により土台(コンクリート基礎の上
    に水平方向に置く木材)と基礎の間に隙間が
    時間とともに出来てしまう為に空気が室内に
    回り床下無換気の利点が失われる
  2. 床下は温度が1階2階に比べて温度が低く、
    そこに土から水分が出て来る為に湿度が高く
    なりカビや腐敗菌の繁殖空間となりやすい。
    では、床下換気であればそれを防いでいるの
    か?
    残念ながらこの質問に床下湿度のデーターを
    示しながら納得行く話ができる方には出会う
    ことが出来ませんでした。

「みんなこうしているから」
「これ以外の方法あるの?」

 

そんな時、気密断熱を得意とする会社さんと出逢
いました。その担当者の方は、以前松下電工に勤
務されこの問題に非常に詳しい方でした。その方
の紹介で樹脂サッシのNO.1メーカーや温度ロスの
少ない換気システムのご紹介頂きました。 

 

ここからはトントン拍子に独自の家づくりの仕組
みが進みます。
兼ねてから検討していた薪ストーブ以上の体にや
さしい蓄熱型の遠赤外線輻射暖房の採用も可能に
なり、その第1棟目を秩父市に建築することにな
りました。

 

こうして『蔵造ハイブリッド工法』が誕生しました。

その後も改良を加えて現在も北は宮城県から南は
山口県まで広く採用されています。

今から将来に向けて私たち こころ はうす からの

提案は

 

 

プレミアム デザイン

高付加価値の形・空気・演出・費用を施す家

  1. 3.11以降のエネルギー問題への新たな提案を致
    します。
    自然エネルギーを効率よく利用します。
  2. 毎年進む高温多湿化対策をズバリ解決致します。
    ドイツのフランフォーファー建築物理学研究機
    関の理論を基礎としてこの先の日本の気候変化
    を見据えた工法を採用します。
  3. 新たな家の価値を提案します。
    見せるから魅せるへ 光をデザインする
    日中の柔らかな明るさ
    勉強や読書を楽しむ空間光
    家族団らんの灯り
    夜の燈火(ともしび)

     生活の豊さをシンプル&高い次元で演出します

  4. 本当の低価格を提案します。
    家は最も高額な部類の買物
     だからこそ、失敗しないで欲しい!
     建築費より高額な光熱費削減の解決策を提案します。
     人生観をも左右し兼ねない真の快適性をお手頃価格
     で提供致します。

この美しく高性能な住いから

素敵な人生がいっぱい生まれ

毎日が心から嬉しいと感じて頂く

それこそが私たち 風のない冷暖房の家の使命であり組
織設立の意義であります。

 

人は夢が達成したとき 望みが叶ったとき
心が嬉しくなります。

日本中『嬉しい』で満タン
なる日が、今から楽しみです!!

 

平成25年9月吉日
天城屋株式会社 代表取締役 石井靖彦

 

座右の銘
すべては心より始まる ソニー創業者 井深大氏

 

スタッフ紹介 >